トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談
-前営業日サマリー-
ドル円は149.80円でオープン。東京市場では、東京都区部消費者物価指数の結果が市場予想を下回る結果となったことを受けて円売りが優勢の相場展開となり、150円台の節目を突破。しかし、その後は日経平均株価などが軟調な推移を見せたことからリスク回避の円買いが進みました。ロンドン市場ではリスク回避の動きが一服。上値を抑えられながらも底堅く推移し、ドル円は150円台での値動きとなりました。NY市場でも大きな動きとはならずに、150.59円で取引を終えました。
-トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談-
本日のイベントは、欧消費者物価指数、米ISM製造業景況指数が予定されています。
米商務省が先週公表した1月のPCEデフレーターは前年同月比で2.5%上昇。伸びは市場予想通りで前回の2.6%からは鈍化となりました。一方で1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.0%上昇し、予想を上回る強さを見せていました。ただ、FRBが重視するのはより対象を広くとらえているPCEと言われており、今回の鈍化は利下げを後押しする結果となったかもしれません。
また、先週に実現したトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談は記者団を入れた会談の冒頭で激しい口論となり、予定していたウクライナの資源権益に関する協定への署名は見送られました。相場の反応は限定的でしたが、今後新たに出てくるヘッドライン次第ではボラタイルに相場が動くことも十分に考えられるため、引き続き注視して取引に臨んでいきたいです。