日銀 金融政策決定会合
-前営業日サマリー-
ドル円は、144.33円でオープン。東京市場では、朝方に中東情勢の緊迫化を受けて有事のドル買いが優勢となり、ドル円は144円台後半まで上昇。しかし、週明けのロンドン市場では調整的なドル売りが先行。欧州株や原油・金などの相場でも上昇が一服しました。NY市場では米長期金利の上昇などを背景にドル高・円安へと動きを強め、144.74円で取引を終えました。
-日銀 金融政策決定会合-
本日のイベントは、日BOJ政策金利、日植田日銀総裁発言、米小売売上高が予定されています。
本日は日銀による金融政策決定会合が予定されており、そこで政策金利は0.5%で据え置き、2026年4月以降の国債買い入れ減額計画も新たに示される見通しです。会合でのマーケットインパクトは事前に情報が出ていることからも小さいと考えられますが、午後に控える植田日銀総裁による発言次第では動意が生まれる可能性も否定できないため、その点は注視して取引に臨む必要がありそうです。最大の焦点としては、日銀による国債買い入れの新たな方針です。市場では4月以降、償還までの期間が長い超長期国債の利回りが急上昇し、新たな発行への需要が弱まるといった混乱が見られました。このことを背景に減額ペースを緩めて配慮する案が浮上していますが、このことについて何らかの言及があり、今後の舵取りをどのように行っていく予定なのか発言からヒントをつかめれば相場の方向性も見えてくるかもしれません。今週はFOMCも控え、重要イベントが目白押しです。ヘッドラインには注視しておきたいです。