ドル円軟化
-前営業日サマリー-
ドル円144.84円でオープン。東京市場では序盤から大きく行ってこいの動きとなりましたが、方向感は出ずの展開となりました。ロンドン市場では、道中で発表された米CPIがやや鈍化の内容であったことからドル円は一時144.50円付近まで下落しましたが、直後に反発し145円の大台に戻りました。NY市場では、145円付近から軟化し144.59円で取引を終えました。
-ドル円軟化-
本日のイベントは、英GDP、米新規失業保険申請件数、米生産者物価指数が予定されています。トランプ政権発足以降の政局不安が意識されてか、米新規失業保険申請件数は上昇傾向にあり、ここで再び上昇が確認されるような内容であればドル売りの圧力には警戒した方がいいかもしれません。
足元のドル円は、昨日の米CPIでは前月比で鈍化が確認されたもののトレンドにはならず145円の大台を大きく割り込み軟調な地合いとなっています。しかし日足チャートで見たドル円はボリンジャーバンドがスクイズして縮んでおり、目先の値動きは限定的かもしれません。145円の大台が意識される傾向が見られるので同水準に達した際は慎重に方向感を探りつつ取引に臨みたいです。