ドル円 ボラタイルな1週間となるか
-前営業日サマリー-
ドル円は151.99円でオープン。東京市場では、特段の材料のない中ドル買いが先行し、152円台をジリジリと上昇しました。ロンドン市場では、米雇用統計の非農業部門雇用者数が1.2万人と予想以上に大幅な減少を示したことを受けて、152円を割り込む水準まで下落しました。しかし、ハリケーンやストライキ等の一時的な要因による影響が大きいとの見方からか、151円台に定着せず往って来いの値動きに。NY市場では、米ISM製造業景気指数が予想を下振れる結果となったもののドル売りには繋がらず、152.98円で取引を終えました。
-ドル円 ボラタイルな1週間となるか-
本日重要なイベントは予定されておらず、本邦は休場日となります。翌日以降、今週はFOMCに加え、市場の注目を集めてきた米大統領選挙が投票日を迎えることから、変動の激しい相場環境となることが予想されます。
11月FOMCでは、0.25%の利下げが確実されています。来月12月も同様に利下げが実施されると見込まれていますが、今回FOMCメンバーのスタンスに変化が示されるかにも注目が集まりそうです。
米大統領選挙は、現時点ではトランプ前大統領が優勢との見立てとなっています。同氏が新大統領となれば、インフレ再燃の懸念からドル高圧力に繋がる展開が考えられます。投票日当日に選挙結果が判明しない可能性も高く、時間とともに出口調査の結果など報道が過熱していく可能性もあるため、ヘッドライン等を注視したいです。