FXレポート

米CPIに注目

-前営業日サマリー-
 ドル円144.52円でオープン。東京市場では東京仲値を境に大きく上昇し145円の大台を超えるもその後は失速しました。ロンドン市場では、144円半ば付近を狭いレンジで推移。大きく動意づくこともなく無風で通過しました。NY市場では、ドル買いが優勢。144.90円付近まで上値を伸ばした後、144.89円で取引を終えました。

-米CPIに注目-
 本日のイベントは米CPI(5月)が予定されており今週の注目指標の一つとなります。詳細は下記の通り。

・米CPI(5月)
・前年比→予想:+2.4% 前回:+2.3% ・前年比(コア)→予想:+2.9% 前回:+2.8%
・前月比→予想:+0.2% 前回:+0.2% ・前月比(コア)→予想:+0.3% 前回:+0.2%
 
 上記からもわかる通りいずれも前回値を上回る強気予想となっています。ここで注視しておきたいのが、4月まで鈍化傾向であった米CPIがここにきて再び上昇する予想になっている点です。CPIの上昇が確認されるような結果であれば、ドル買いにマーケットが反応しやすくなることはもちろん考慮しておきたいですが、ここで鈍化が確認されるような内容であった場合はサプライズから来るドルの失望売りによるマーケットインパクトの大きさには警戒しておきたいかもしれません。
 足元のドル円は、昨日の東京市場で、1度だけ145円をトライする場面こそ見られたものの、ロンドン市場以降は前記のCPIを警戒してか様子見の動きが散見されています。良くも悪くもドル円のトレンドは米CPIに委ねられている雰囲気なので結果とその後の動きを注視しつつ取引に臨みたいです。

知りたい語句を入力して、検索ボタンを押してください

トレイダーズ証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。