FXレポート

米消費者物価指数、インフレ動向に注目

-前営業日サマリー
 ドル円は134.98円でオープン。東京市場では、日経平均の下げなどが重しとなり下押しするも、売りが一巡すると朝方に付けた高値付近まで反発する展開となりました。ロンドン市場では、米CPIの発表を明日に控えていることから方向感のない動きとなりました。NY市場では、135.20円まで日通し高値を更新するも上値が重く135.13円で取引を終えました。

-米消費者物価指数、インフレ動向に注目-
 本日のイベントは、中消費者物価指数/生産者物価指数、米消費者物価指数が予定されています。特に注目すべきは、米消費者物価指数です。
 先月28日に発表された米四半期GDP(4-6月期)では、前期比-0.9%と2期連続のマイナス成長となったことでリセッション懸念が強まりました。しかし先週5日に発表された米雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回る結果となり、リセッション懸念は後退したものの、賃金上昇ペースの加速からインフレ圧力の継続が示唆されました。
 このような状況の中、本日の米消費者物価指数のコンセンサスは前年比8.7%と前回の9.1%から低下が見込まれています。予想通りの結果、または予想を下回った場合はインフレピークアウト説が台当する可能性があり、ドル売り圧力が強まると想定されます。対して予想を上回る結果となった場合は、リセッション懸念が後退したこともあり大幅な利上げ観測が高まることでドル買いの要因となりそうです。両シナリオを念頭に米利上げに対する市場の思惑にも注目しながら、取引に挑みたいです。

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