FXレポート

ドル円膠着、グリーンランド問題再燃でドルに逆風

-前営業日サマリー‐
 ドル円は158.09円でオープン。東京市場では、高市首相の食料品消費税率2年間ゼロの公約に対する財政懸念などから、本邦の株式・債券・為替が売られる「トリプル安」もあり円安優勢、ドル円は158円を挟んで上下しました。
 ロンドン市場では、序盤に円安の流れが加速、158.60円まで上昇もその後は一転ドル安へ。グリーンランドを巡る懸念から米債売り、ドル売りに押され157円中盤まで下落しました。
 ニューヨーク市場では、「デンマークの年金基金アカデミカーペンションが米国債投資からの撤退計画」との報道を受けドル安加速、一時157.46円まで日通し安値を更新。その後は流れ一服、ダボス会議に参加中の片山財務相から、本邦マーケットへの懸念払しょく、円安けん制的な発言が伝わるも円の弱さは変わらず、ドル円は緩やかに持ち直し158.16円で取引を終えました。

-ドル円膠着、グリーンランド問題再燃でドルに逆風-
 本日のイベントは、英消費者物価指数(CPI)、ラガルドECB総裁発言、トランプ米大統領発言(ダボス会議での演説)が予定されています。
 市場では、デンマーク自治領グリーンランドを巡る問題に再び過熱感が出てきています。トランプ大統領は、グリーンランド購入に反対する欧州8か国に対し関税賦課を表明、またSNS上で自身がグリーンランドに米国旗を立てる画像を投稿するなどの動きも相まって、米欧間の緊張感の高まり、「米国売り・ドル売り」の流れに至っています。本日はトランプ大統領の発言機会が予定されているほか、ダボス会議開催中で各国要人から関連ヘッドラインが出やすい可能性もあるため、注意を払いたいです。
 ドル円は円安・ドル安が同時進行する地合いのなか、方向感は見出しにくい状況です。ただ、衆院選も控えるなかで円相場の流れが大きく変わる可能性は考えにくく、目先ドル安に振れた局面では押し目を拾うスタンスが引き続き有効と考えられます。一方、ドル売り主導のなかで欧州通貨は比較的堅調に動意づいており、目先は対円でのトレードチャンスが広がるかもしれません。

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