FXレポート

介入に要警戒

-前営業日サマリー‐
 ドル円は156.98円でオープン。東京市場では、片山財務大臣の口先介入による効果が表れ、円買いが先行。ドル円は大きく下押して156円を目指す動きとなりました。ロンドン市場では、156円付近をサポートに底堅く推移。NY市場では米GDPが予想を上回ったことで米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。一時156円台中盤まで上昇したものの、やはり、介入警戒感から上値は重く、その後、156.21円で取引を終えました。

-介入に要警戒-
 本日のイベントは、日BOJ議事録公表、米新規失業保険申請件数が予定されています。
 米商務省が公表した7-9月期のGDPは前年比年率で4.3%の上昇。個人消費がけん引した格好で市場予想の3.2%を大きく上回りました。ただ、為替市場の動意は介入警戒感から限定的で上げ幅は50銭程度。そんな中、本日はクリスマスで各国で取引が休場となります。流動性も薄く、過去の傾向から実弾介入の可能性が高まります。片山財務大臣も「年末年始の取引が薄くなる中で、常に万全の体制が整っている。」とBBG単独インタビューで述べているため、ヘッドラインには警戒しながら取引に臨んでいく必要がありそうです。

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