「主な意見」に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は157.21円でオープン。東京市場では、年末に向けた実需の動きかドル買い基調となり157.50円手前まで上昇しました。ロンドン市場では、157.50円を突破。米新規失業保険申請件数が改善傾向を示したことも追い風となり158円手前まで上値を伸ばしました。NY市場では、158円台をつける場面もありましたが上値は重く、158円を挟んだ推移となり157.98円で取引を終えました。
-「主な意見」に注目-
本日のイベントは、日銀金融政策決定会合における主な意見が控えていますが、その他注目度の高い経済指標は予定されていません。
今月の決定会合にて追加利上げに消極的な姿勢を見せたことから円安が進みました。先日の経団連審議員会内で行われた植田総裁会見においても、金融政策の調整タイミングやペースは今後の経済・物価情勢次第と、スタンスに変化は見られませんでした。本日発表される主な意見もハト派的と受け止められれば円売りが加速していく可能性が考えられます。一方で来年1月での追加利上げを示唆するような内容となれば、円を買い戻す動きが先行する展開となりえるでしょう。
引き続き市場参加者が少なく流動性が低い1日となることが予測されます。突発的な値動きに注意しながら取引に臨みたいです。