豪RBA議事録公表に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は156.39円でオープン。東京市場では、仲値の値決めにかけてドル買いが優勢となり156.65円まで上昇。午後にも時間外取引で米10年債利回りが4.53%台まで上昇したことを受け、156.60円台まで小幅ながら上昇しました。ロンドン市場では、米10年債利回りが一時4.55%台に乗せたことで、一時157.19円まで上値を伸ばしました。NY市場では、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いの流れが継続し、一時157.26円まで値を上げましたが、クリスマス休場を控えて更なるリスクを取るような地合いにはなりにくく157.14円で取引を終えました。
-豪RBA議事録公表に注目-
本日のイベントは、日BOJ議事要旨公表、豪RBA議事録公表、米5年債入札が予定されており、特に豪RBA議事録公表に注目が集まります。
今回公表される豪RBA議事録は12月10日に開催された金融政策決定会合のものです。本会合では政策金利を9会合連続で4.35%に据え置く慎重な姿勢を維持させました。前回会合では「何も決定しておらず何も排除していない」、「政策は十分に抑制的である必要がある」との文言を示していましたが、今回の声明からはこれらの文言が削除され、ややハト派な印象でした。「インフレに対する確信はやや高まっている」、「足元の経済はほぼ想定通りと認識している」との見方も示しており、GDP成長率が期待したほどの強さでないことからも、次の一手は利下げになるとの見方が強まります。その中で、次回の2月18日に予定されている豪政策金利発表での利下げ期待が高まる内容なのか注目です。