FXレポート

ドル円156円乗せ 目前に迫る160円

-前営業日サマリー-
 ドル円は155.45円でオープン。東京市場では、米国で共和党が大統領と上下両院を支配するトリプルレッドとなることが確実となったことを受けてトランプ政策実現可能性の高まりによるドル買いが優勢となりました。ロンドン市場では、ドル安が先行したものの、ユーロドルの下落とともにドル買い圧力が再燃。高値を一時156円台前半まで伸ばしました。NY市場では、米経済指標の結果やパウエルFRB議長の発言を受けてドル買い優勢の展開となり、156.27円まで上値を伸ばして取引を終えました。

-ドル円156円乗せ 目前に迫る160円-
 本日のイベントは、米NY連銀総裁発言、日第3四半期GDP、英第3四半期GDP、米小売売上高、米NY連銀製造業景気指数、米鉱工業生産が予定されています。
 昨日公表された10月の米生産者物価指数の結果は前月から伸びが加速。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPPIも前月比で+0.3%の上昇、前年同月比では+3.1%上昇し、インフレ抑制に向けた進展が道半ばであることが浮き彫りとなりました。そのため、米利下げペースも緩やかになる可能性が高まっています。とはいえ今後の政策見通しはデータ次第であることに変わりないため、今後の指標結果には注目しておく必要があります。
 そんな中、本日は米小売売上高の発表が予定されています。予想値は0.3%[前月比](前回値:0.4%)となっており、前回からは伸びが減速する予想ですが、仮に内容が上振れて伸びが加速することとなれば米長期金利の高まりとともにドル買いが加速しそうなだけに同指標の結果は注視しておきたいです。ドル円は156円にのせるなどアップサイドへ動きを強めています。160円の節目も目前に迫ってきているので、政府・日銀による介入などにも警戒しつつ取引に臨んでいきたいです。

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