日銀決定会合に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は153.33円でオープン。東京市場では、153円台前半で軟調な値動きに。午後にかけてドル買いが強含むも、153.5円を超えることなくレンジ推移となりました。ロンドン市場では152円台まで値を落とす場面もありましたが、米ADP雇用者数が予想を大きく上回る結果となると153円台を回復しました。NY市場では、米金利の値動きに連れられる格好で上下に推移し、153.35円で取引を終えました。
-日銀決定会合に注目-
本日のイベントは、豪小売売上高、日銀決定会合及び植田日銀総裁会見、欧消費者物価指数、米個人所得・支出、米新規失業保険申請件数、米PCEデフレータが予定されています。
今回の日銀決定会合では、経済・物価情勢の展望(展望レポート)が発表となります。政策金利は据え置かれると広く予想されていますが、利上げの有無と併せて、会見や展望レポートにて今後の利上げの可能性を残す形となるかにも注目したいです。
足元のドル円は、154円を前にレンジを組む格好となっていますが、本日の日銀のスタンスがハト派と見なされれば、円安圧力の高まりから154円を超えて上値を伸ばす展開となる可能性が考えられます。
その他、ロンドン市場にはFOMCメンバーが注目するインフレ指標であるPCEデフレータの発表が控えるなど、材料豊富な1日となるため、指標結果や発言内容を注視しながら取引に臨んでいきたいです。