ドル円 153円台に定着できるか
-前営業日サマリー-
ドル円は、前日日曜日に実施された本邦衆院選で与党が過半数割れとなった結果を受け、大きく上窓を空けて152.89円でオープン。東京市場では、上昇圧力が継続し一時153.8円を上回る水準まで上昇。午後には一服感から153円台後半を横ばいで推移する形となりました。ロンドン市場では、材料のない中下落基調に転じ、152.5円水準まで値を下げました。NY市場では、再び153円台に復帰し153.25円で取引を終えました。
-ドル円 153円台に定着できるか-
本日のイベントは、米JOLTS求人件数、米消費者信頼感指数(コンファレンスボード)が予定されています。
米消費者信頼感指数は前回値の98.7から改善を示す99.5が現時点での市場予想となっています。同指数は翌日に発表予定である米個人消費の先行指標とされているだけに、前回値や予想値から大きく乖離する結果となった場合は、ドル円が動意づく展開が考えられます。
足元のドル円は今年8月以降の高値を再び更新し、153円付近で推移していますが、昨日は日足ベースで売り買いの拮抗状態を示す十字線となりました。一般的に十字線は、相場の転換点を暗示するローソク足のパターンとされています。また、オシレーターに着目すると、RSIが買われすぎ水準である70を上回って推移しているため、ここまでの上昇トレンドの一服感が漂う環境になっています。このまま153円台に定着できるか注視したいです。