FXレポート

ドル円一時153円台へ 口先介入に警戒感

-前営業日サマリー-
 ドル円は151.03円でオープン。東京市場では、米国のソフトランディング期待から米長期金利が約3か月ぶりとなる高水準まで上昇したのを追い風にドル買いが優勢の相場となり、152円台まで上昇。ロンドン市場では自民・公明が過半数割れの可能性ありと報じられると政情不安からも円安が進み、円安・ドル高の動きから153円台を付けました。NY市場に入ると153円の節目で上値の重たい相場となり、152.72円で取引を終えました。

-ドル円一時153円台へ 口先介入に警戒感-
 本日のイベントは、仏独欧英米PMI、米新規失業保険申請件数、米新築住宅販売件数が予定されています。
 足元のドル円は米国経済のソフトランディング期待から米長期金利の上昇が加速したことで153円台まで上値を伸ばしています。151.30円付近には200日移動平均線が節目として意識されていたものの、そのラインを明確に上に抜けたことでテクニカル的にも買いを入れやすい環境となり、アップサイドへの動きが加速したのかもしれません。ただ、再び政府日銀による介入行動には警戒が必要となりそうです。足元の動きは急であり短期間のうちに大きく円安・ドル高が進行しました。政府高官による口先介入は本日にでも出てくる可能性があるとみてヘッドラインは注視しておきたいです。
 また、本日は欧米各国でPMIの速報値が発表されます。先んじて公表されるフランスのPMIから全体相場が動きだすことも想定されます。指標内容にも注意して取引に臨んでいきたいです。

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