米国経済指標に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は149.23円でオープン。東京市場では、安達日銀審議委員の「金融政策が正常化プロセスに入る条件は既に満たしている」との発言により、円買いが先行し148円台まで下落する場面がありましたが、ロンドン市場に向けて徐々に回復。ロンドン市場では、149円台前半でのレンジ推移となりました。NY市場では、149円台後半まで上値を伸ばしましたが、150円にはトライできず149.64円で取引を終えました。
-米国経済指標に注目-
本日のイベントは、豪雇用統計、トルコ中銀政策金利、ECB政策金利、米小売売上高、米新規失業保険申請件数が予定されています。
米小売売上高の市場予想は、自動車を除いた[コア前月比]は+0.1%(前回:+0.1%)と前回値から横ばいとなっていますが、[前月比]は+0.3%(前回:+0.1%)と上振れる想定となっています。米国の個人消費の動向が表されるため、予想値や前回値から乖離する結果となればドル円が動意づく展開が考えられます。
また、同時刻に発表予定の米新規失業保険申請件数は、前回市場予想以上の悪化を示したことでドル売りに繋がったため、今回も注目すべきと言えるでしょう。現時点(17日 AM1:00)では、+24.0万件(前回:+25.8万件)と前回から改善することが予想されています。
ECB政策金利の発表もあり、材料豊富な1日となります。指標結果に注意しながら、取引に臨んでいきたいです。