米国金融セクター決算と経済指標の影響
-前営業日サマリー-
ドル円は149.12円でオープン。東京市場では、本邦休場の中で149円台前半を方向感なく推移する展開となりました。ロンドン市場では、週末に中国政府が発表した不動産セクターへの支援策が好感され、ドル買いが先行。149円台後半まで上昇しました。NY市場では、150円を控え上値の重たい値動きとなり、149.73円で取引を終えました。
-米国金融セクター決算と経済指標の影響-
本日のイベントは、英国雇用統計、カナダ消費者物価指数、NY連銀製造業景気指数、デイリーサンフランシスコ連銀総裁発言、クーグラーFRB理事発言が予定されています。
NY連銀製造業景気指数は前回値11.5に対し3.9と減速が予想されています。注目度のあまり高くない経済指標ですが、米ISM製造業景気指数の先行指標とも位置付けられており、予想値や前回値から大きく乖離する結果となった場合には、ドル円が動意づく展開となる可能性もあるでしょう。
また、本日はゴールドマン・サックスなどの米国金融セクター大手の決算も予定されており、株式市場起因でのリスクオン/オフフローが発生する可能性にも注意したいです。本日も指標結果や高官発言の内容を注視しながら、取引に臨んでいきたいです。