FRBのスタンスに注目
ー前営業日サマリー
ドル円は148.15円でオープン。東京市場では、中東の地政学リスクを連想させるヘッドラインが相次ぎましたが、ドル円は147円台後半から148円台前半のレンジ相場となりました。ロンドン市場では、クーグラーFRB理事より「データ次第では利下げを支持」との発言が伝わり、ドル円は147.5円を下抜ける場面もありましたが、後半にかけてはドル買い地合い、往って来いの相場展開となりました。NY市場では、材料に欠けるなか148.20円を挟むレンジ相場が続き、148.18円で取引を終えました。
ーFRBのスタンスに注目ー
本日のイベントは、RBNZ政策金利発表、FOMC議事要旨(9月分)、FRBメンバー複数名の発言が予定されています。
注目度の高い米国指標はありませんが、FOMC議事要旨やFRB高官の発言により、今後の政策金利見通しに変化が生じる場合はドル円も動意づく展開が考えられます。
足元のドル円は、149円台への定着に失敗し、148円台前半を推移しています。すぐ上には8月15日高値である149.40円水準が控えており、ここを明確に突破すると約3か月ぶりの150円台が見えて来るでしょう。
今月に入りドル買い地合いが先行していますが、地政学リスクの高まりなどのダウンサイドリスクも燻っています。中東情勢等の突発的な材料等にも注意しながら取引に臨んでいきたいです。