米重要指標を前に様子見地合いとなるか
-前営業日サマリー-
ドル円は144.82円でオープン。東京市場では、次期自民党総裁に高市早苗氏が就任するとの期待から円安地合いが先行し、一時146円台前半まで上昇しました。ロンドン市場では、決選投票の末、28代自民党総裁が石破茂元幹事長に決定すると143円水準まで転落。NY市場では、米個人消費及び米PCEが弱い結果となったことを受けてドル売りが加速し、142.21円で取引を終えました。
-米重要指標を前に様子見地合いとなるか-
本日重要なイベントは予定されていませんが、明日以降週末にかけて米ISM景況指数や米雇用統計など重要指標が控えており、これらの発表を前に様子見地合いとなる可能性が考えられます。
現在、11月FOMCにて決定される利下げ幅が0.5%となるとの予想が0.25%との予想を少し上回っていますが、今週発表される米経済のデータが良好な結果となれば、11月以降の利下げ見通しが変化する可能性が考えられます。一方で、利下げ見通しが加速する内容となれば、0.5%利下げの可能性が後押しされドル売りが先行する展開となるかもしれません。発表されるデータに注目しながら取引に臨みたいです。