消費者信頼感指数に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は143.86円でオープン。東京市場では、本邦不在の中上値は重く、144円台前半を低調に推移。ロンドン市場では、欧州各国のPMIが弱い結果となったことを受け円買い優勢の地合いとなりました。NY市場では、米PMIが予想を上回る数値となったことが好感視され144円台を回復する場面もありましたが、グールズビーシカゴ連銀総裁がハト派な発言を行うと再び143円台まで押し戻され、143.6円で取引を終えました。
-消費者信頼感指数に注目-
本日のイベントは、豪RBA政策金利、植田総裁発言、独ifo景況感指数、ボウマンFRB理事発言、米コンファレンスボード消費者信頼感指数が予定されています。
米コンファレンスボード消費者信頼感指数は、103.5と前回の103.3から若干の改善が見込まれる予想となっていますが、予想値や前回値から大きく乖離する結果となれば、ドル円が動意づく展開が考えられます。また、本日発言を行うボウマンFRB理事は、先日のFOMCにて0.5%幅の利下げに反対票を投じています。このことから本日の発言内容もタカ派なものとなる可能性が考えられるため、ドル買い優勢の地合いとなる展開にも想定が必要と言えるでしょう。指標結果や発言内容に注目しながら、取引に臨んでいきたいです。