FXレポート

本日はFOMCに注目 0.50%利下げなるか

-前営業日サマリー-
 ドル円は140.59円でオープン。東京市場では比較的落ち着いた相場展開。FOMCを控えて様子見ムードが漂っていた中で積極的な売買は控えられました。ロンドン市場でも、米株先物や欧州株が堅調に推移していたものの、様子見の展開は変わらずに方向感に欠ける展開が続きました。NY市場に入ると、米小売売上高の結果が想定を上回る内容となったことでドル買いが強まり、ドル円は142円台を回復。順調に上値を伸ばして142.44円で取引を終えました。

-本日はFOMCに注目 0.50%利下げなるか-
 本日のイベントは、英消費者物価指数、米住宅着工件数、米FOMC、米パウエルFRB議長発言が予定されており、とりわけFOMCの結果には注目が集まります。
 本日のFOMCの焦点は2つ、一つ目は0.25%、0.50%利下げどちらとなるのか、そして2つめは年末までの利下げペースです。市場では0.50%利下げの可能性は約7割まで上昇しており、当初の想定だった0.25%を超える大幅利下げがメインシナリオとなっています。相場にはこの利下げシナリオの織り込みが進んでいることから仮に0.25%と想定に反した結果が見られれば、ドルの買い戻しが強まることは考えられます。もっとも、今回の利下げ幅よりも、年内の利下げペースのほうが相場に対してのインパクトは大きくなりやすいかもしれません。公表されるドットチャートの結果が市場の見方通りとなれば素直にドル安となりそうですが、市場では米経済に対して悲観的になりすぎているとの見方も出てきています。仮に想定よりも利下げペースが速くなく、政策金利公表後の会見でもタカ派な見解が飛び出してくれば相場の巻き戻しも強まりそうです。
 今週末には日銀会合も控えており、各国で重要イベントが続きます。それぞれのイベントが相場の方向感を決定づけるとみて、内容は注視しておく必要がありそうです。

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