米PCEデフレーターに注目
-前営業日サマリー-
ドル円は、144.47円でオープン。東京市場では、昨日に引き続き144円台のレンジ内を推移。ロンドン市場では、東京市場と同様にレンジ相場が続きましたが、米第2四半期GDP(改定値)が予想値を上回ったことを受け、145円台を一時タッチしました。NY市場では、米PCEデフレーターを翌日に控えた様子見地合いか、上昇圧力は続かず、144.97円まで押し戻されて取引を終えました。
-米PCEデフレーターに注目-
本日のイベントは、豪小売売上高、欧州消費者物価指数、カナダ第2四半期GDP、米PCEデフレーターが予定されています。とりわけ、米PCEデフレーターの結果には注目が集まります。
米PCEデフレーター[前年同月比]の予想は+2.6%(前回:+2.5%)、食品やエネルギーを除いたPCEコア[前年同月比]の予想は+2.7%(前回:+2.6%)といずれも前回値から上振れる想定となっています。予想に反して前回値よりもインフレが鈍化する内容となれば、ドル売り地合いが加速する展開となるかもしれません。
足元のドル円は、145円を挟んだ攻防となっています。145円台から上を目指せるか、144円台に押し戻されるか、今後のトレンドを注視しながら取引に臨みたいです。