ジャクソンホール会議での各国要人発言に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は145.16円でオープン。東京市場では、日経平均株価の上昇からリスク選好の動きによって円売り優勢の地合いとなりドル円は下値を切り上げる動きとなりました。ロンドン市場でも、欧米株の堅調な推移を眺めながらドル高・円安の動きが継続しました。NY市場に入ると146円台中盤で上値の重たさは意識されたものの、一定の底堅さをみせて146.26円で取引を終えました。
-ジャクソンホール会議での各国要人発言に注目-
本日のイベントは、NZ小売売上高、日全国消費者物価指数、日植田日銀総裁発言、日鈴木財務相発言、カナダ小売売上高、米新築住宅販売件数、米パウエルFRB議長発言(ジャクソンホール会議)、英ベイリーBOE総裁発言(ジャクソンホール会議)が予定されています。
本日は市場の注目が集まるジャクソンホール会議にて複数の要人発言が予定されており、金融政策に関しての言及があった場合には相場に方向感が生まれる可能性もあるだけにその内容には注視したいです。特にパウエルFRB議長の発言次第ではドル円も1~2円動くような展開も想定できます。9月のFOMCまで残りわずかとなっていることもあり、多少踏み込んだ発言もみられるかもしれません。現時点では0.25%の利下げがメインシナリオとなっていますが、発言の中身からよりハト派な見解が見られれば0.50%利下げの可能性を織り込む動きからドル円の値動きもダウンサイドへ動きを強めるシナリオも考えられます。
このほかにも、本日は日全国消費者物価指数など重要イベントが多く控えます。ボラタイルな相場展開を考慮しておく必要がありそうです。