欧米各国のPMIが発表予定
-前営業日サマリー-
ドル円は145.20円でオープン。東京市場では、朝方に前日の流れを引き継いで売りが先行したものの、日経平均株価が下げ幅を縮小させるとリスク警戒の動きが後退し、円安優勢の地合いとなりました。ロンドン市場でも東京時間の流れを引き継いでドル高・円安となったものの、23時の米労働省労働統計局の年次改定をにらむ展開から調整の動きも見られました。NY市場では23時頃、一時147.90円付近まで上昇。その後調整した後、145.24円で取引を終えました。
-欧米各国のPMIが発表予定-
本日のイベントは、仏独欧英米PMI、欧ECB理事会議事要旨公表、米新規失業保険申請件数、米中古住宅販売件数が予定されています。
市場で注目の集まっていた米労働省労働統計局の年次改定では、3月までの1年間の雇用者増は81万8000人の下方修正となりました。発表を受けてドル円の相場は一時乱高下する場面はみられたものの、方向感自体は限定的です。そんな中、本日は米新規失業保険申請件数の結果が発表されます。市場予想よりも労働市況の悪化が確認されれば、米長期金利の低下とともにドル売りの向きが強まりそうなため、同指標の結果には注目が集まります。また、同様に注目しておきたい指標としては欧米各国のPMI(速報値)です。相場を動意づかせる指標が複数予定されているため、ヘッドラインを注視して本日も取引に臨みたいです。