FXレポート

トルコ政策金利に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は147.62円でオープン。東京市場では、お盆明けの本邦輸出企業の売りに加えて、一部で報じられていた米雇用者数の下方修正に関する観測を受けてドル安・円高が進行しました。ただ、ロンドン市場に入ると買い戻しが優勢となり、ドル円は146円台中盤まで回復。NY市場でも流れは変わらずにそのまま146.58円で取引を終えました。

-トルコ政策金利に注目-
 本日のイベントは、豪RBA議事要旨、スイスジョーダンSNB総裁発言、トルコ政策金利、カナダ消費者物価指数、米アトランタ連銀総裁発言、米バーFRB副議長発言が予定されています。
 先週公表された米CPIの結果は総合のみならず、コア、スーパーコア(エネルギー・住居費を除くサービス)なども前年比で減速となりました。市場ではすでに大幅な利下げが織り込まれており、今回の結果がそれ以上に利下げの織り込みを進める内容とはならなかったことで、相場への影響は限定的となりましたが、FRBの金融スタンス転換によってドル円のトレンドも下向きの様相を強めています。どこまでダウンサイドを掘る展開となるのか注目です。目先としては140円のラインが強いサポートとして機能しそうです。
 また、本日はトルコの政策金利が予定されています。50.00%で据え置きの予想となっていますが、今月の5日に発表されたトルコの消費者物価指数は前年比で鈍化となりました。今後も鈍化傾向が続いていくとの見方が優勢の中、中銀の政策スタンスに変化が見られるか、その点が焦点となりそうです。

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