好調な米指標でドル円は149円台、大台150円を再び試すか
-前営業日サマリー-
ドル円は147.20円でオープン。東京市場では、朝方から緩やかに上昇するも147円中盤まで、午後には失速し押し戻されました。ロンドン市場では、後に米イベントを控える中で小動き、147円台前半で方向感を欠きました。NY市場では、序盤に発表された米小売売上高が予想を大きく上振れると流れはドル高・円安へ、ドル円は急騰し一気に149円台に乗せました。その後は、節目149円ラインを意識した落ち着いた推移がメイン、底堅さを保って149.28円で取引を終えました。
-好調な米指標でドル円は149円台、大台150円を再び試すか-
本日のイベントは、NZ四半期生産者物価指数(PPI)、英小売売上高、米住宅着工件数/ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が予定されています。
足元のドル円は、暫く147円台主体にもみ合う動きが目立っていましたが、昨日の米小売売上高が予想上振れの強い内容となったことでドル買い圧力が強まっています。ドル円はここから上値での売り圧力は根強そうながらも、大台150円やさらに上へ節目突破のシナリオも想定しておきたいです。また、本日注目の米指標、米ミシガン大学消費者信頼感指数は、現時点で前回値(66.4)をやや上回る数値が見込まれており(予想:66.8)、結果にギャップがみられた場合の動意には準備しておきたいです。このほか、来週にジャクソンホール会議を控え、週末の調整的な値動き等も考慮しつつ取引に臨みたいです。