重要指標を前に様子見相場か
-前営業日サマリー-
ドル円は、147.22円でオープン。東京市場は、FRB高官のタカ派なスタンスを受け147円台後半まで上昇してオープンを迎えました。しかし、連休前に上値は重く148円をトライすることなくジリジリと下落し、一時146円台後半まで弱含む展開に。ロンドン市場では、147円台を回復する場面もありましたが、上昇を後押しする材料も乏しく、再度146円台まで落下。続くNY市場でも流れは変わらず、146.69円で取引を終えました。
-重要指標を前に様子見相場か-
本日は注目度の高いイベントは予定されておらず、日本は休場日です。材料が薄いことに加えて、翌日に米PPI、翌々日には米CPIを控えていることから方向感に欠ける展開となる可能性があります。
足元のドル円は146円台を推移しており、先週で一旦底を打ったように思われましたが、148円台には乗せきれず上値の重さも目立ちます。しかし、ファンダメンタルズ的な側面では、FRB高官がタカ派なスタンスを維持したことや、キャリートレードの巻き戻しが一服していることからも、アップサイドに比べダウンサイドのリスクは限定的である可能性が考えれます。先週後半から引き続き材料難な相場環境となるため、突発的な材料等にも注意しながら取引に臨みたいです。