米重要イベントが複数予定
-前営業日サマリー-
ドル円は156.06円でオープン。東京市場では、序盤に156円中盤まで上値を伸ばすも、それ以上のドル買いには慎重な姿勢が見られたことでその後は156円付近まで下押しました。ロンドン市場では株安とともに日銀の国債購入減額に関する関係者発言などの報道が材料視されたことでドル円は安値を広げる展開となり、155円を割れる動きとなりました。NY市場で米JOLTS求人の結果が公表されるとドル売りが加速するも、その後の動意は限定的となり154.83円で取引を終えました。
-米重要イベントが複数予定-
本日のイベントは、豪GDP、米ADP雇用統計、加BOC政策金利、米ISM非製造業景況指数、加マックレムBOC総裁発言が予定されています。
本日も昨日に引き続き、ADP雇用統計やISM非製造業景況指数などの米重要指標の結果が控えます。結果次第で動意の生まれる展開が想定されるため注目しておきたいです。ADP雇用統計の予想値は17.5万人(前回値:19.2万件)、ISM非製造業景況指数の予想値は50.9(前回値:49.4)となっています。ADP雇用統計では前回を下回る弱い内容が想定されているのに対してISM非製造業景況指数では節目となる50.0を上回ることが想定されています。仮に両指標の結果が強弱入り乱れる結果となればドル円の値動きは限定的となりそうですが、強弱どちらかに偏った内容となれば相場へ方向感が生まれそうです。FOMCも来週に迫り、米指標の結果に対しての注目度も増しているため引き続き内容を対寧に確認したうえで取引に臨んでいきたいです。