各国PMIの内容に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は156.14円でオープン。東京市場では、朝の水準からじりじりとドル高・円安方向への推移が続き、ドル円は156.30円台まで上値を伸ばしました。ロンドン市場では、米長期金利の上昇とともに156.50円台へと上昇したものの、次第に上値も重たくなりました。NY市場では、FOMC議事録が公表された後にドル高傾向となり、156.77円まで上昇し、取引を終えました。
-各国PMIの内容に注目です-
本日のイベントは、NZ第1四半期小売売上高、日日銀国債買い入れオペ、仏独欧英米PMI、トルコTCMB政策金利、米新規失業保険申請件数、米新築住宅販売件数、米アトランタ連銀総裁発言が予定されています。
本日は経済イベントが多数予定されており、とりわけ各国PMIの結果には注目しておきたいです。前回の米PMIは製造業、サービス業ともに低下し、ドル売りを強める格好となりました。今回も前回同様に弱い内容となれば足元で弱い米指標が続いているだけに悲観的なムードが強まりドル安が加速するかもしれません。一方で結果が大きく持ち直すこととなればドル買い戻しの契機となることも想定できるため、今回のPMIには注目しておきたいです。米製造業PMIの予想は50.1(前回50.0)、米サービス業PMIは51.5(前回:51.3)となっておりどちらも節目の50を上回り前回値からの上振れが予想されています。先んじて発表される仏独欧英PMIの内容から相場に動意がうまれる可能性もあるため、本日は欧州時間からヘッドラインに注視しておきたいです。