FXレポート

春闘 1次集計結果に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は147.70円でオープン。東京市場では、日経平均が上げに転じたことや早川元日銀理事が3月の日銀金融緩和政策決定会合で指針を修正し、4月にマイナス金利を解除するのが自然と発言したことが円売りを誘い148円手前まで上昇。ロンドン市場では、NY時間に控える米経済イベントを前に積極的に上値を試す動きとはならず、上値の重たい相場展開。ドル円は147.60円台まで下押しました。NY市場では、2月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことを受けてドル買いとなり、148.28円で取引を終えました。

-春闘 1次集計結果に注目-
 本日のイベントは、米NY連銀製造業景気指数、米鉱工業生産、米ミシガン大消費者信頼感指数が予定されています。
 2024年の春季労使交渉(春闘)では、13日に大手企業の多くが労働組合の要求に回答する集中回答日を迎えました。満額の回答が多く、けん引役のトヨタは1999年以降で最高水準、企業全体の最終的な賃上げ率は4%を上回る見込みとなっています。そして、本日15日には連合が1次集計結果の発表を迎えます。昨年の1次集計では結果が+3.8%。前回値を超えることとなれば、市場の思惑通り、今月にも政策正常化を決断する可能性が高まるため、結果の行方には注目が集まります。とわいえ物価を除いた実質賃金は厚生労働省のデータによると今年1月まで22か月マイナスが続いています。特に中小企業はコストの転嫁がうまく進まずに賃上げのスピード感には後れを感じます。政府の目指す物価と賃上げによる「経済の好循環」には大手以外の積極的な賃上げも必要となることから、中小・零細企業の動向も合わせて確認していきたいです。今まであまり注目されなかったイベントではあるものの、今年は金融政策の決定にかかわる大きなイベントとなりました。今後の政策方向性を占うためにも情報を追っていきたいです。

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