FXレポート

米CPIに注目 予想下振れなら145円台もあるか

-前営業日サマリー-
 ドル円は147.04円でオープン。東京市場では、軟調な日経平均株価の動きを横目にリスクオフの円買いが先行し、一時146.54円まで下押したものの、日経平均が安値から買い戻された際にはドル円も買い戻され147円台を回復しました。ロンドン市場では、日銀の早期マイナス金利解除観測が根強く、円買いの動きが再燃。東京時間の安値を割り込んで、一時146.47円まで下押しました。ただ、下押しも限定的で再び買い戻し。東京時間に引き続き上下に振れる相場展開となりました。NY市場では147.14円を高値に上値の重たい展開が続き、146.90円で取引を終えました。

-米CPIに注目 予想下振れなら145円台もあるか-
 本日のイベントは、英失業率、米消費者物価指数が予定されています。
 先週のドル円は大きく下落。週の初めこそ150円台を推移していたものの、週末にかけては一時146円台まで下押し、長く続いていたレンジ相場は、下向きにブレイクする格好となりました。契機となったのは日銀のマイナス金利解除をめぐる思惑で6日に一部報道で「3月日銀金融政策決定会合で少なくとも1人がマイナス金利解除が妥当だと主張する見通し」と報じられたことからでした。その後、日銀関係者からも政策正常化の実現確度が高まっていることを示唆する発言や7日に発表された春闘の要求集計が昨年を大きく上回ったことも思惑を高めることとなり、為替市場では円買い優勢の地合いが進みました。シカゴIMMのポジションを見ると、円ショートが昨年までのピークを超えて拡大しており、その中で政策修正をめぐる報道がされたことで今回の大きなポジション調整につながったのかもしれません。今週13日には大企業の春闘集中回答日もあります。日銀の政策正常化観測にも大きく影響することから内容は注視したいです。
 また、本日は米国で米消費者物価指数の発表が控えます。予想は前年同月比で3.1%(前回:3.1%)、コア指数では3.7%(前回3.9%)とコア指数の上振れが予想されています。仮に今回の結果が予想に反して、前回値を下回るような弱い内容となれば米利下げ期待の再燃とともにドル売りが強まるかもしれません。そうなれば円の動きと相まってドル円相場も145円台へ軟化するシナリオが考えれらます。今後の方向感を決めうる重要なイベントとみて本日も取引に臨みたいです。

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