FXレポート

日銀金融政策決定会合 マイナス金利解除はまだ先か

-前営業日サマリー-
 ドル円は148.11円でオープン。東京市場では、日経平均株価の大幅高などからリスク選好の動きとなり、円売りの流れからドル円は148円台後半まで上昇。昨年11月末以来およそ1か月半ぶりの高値水準まで値を切り上げました。ロンドン市場では、米長期金利の低下からドル売りが強まり、一転して一時147.84円付近まで下押したものの、その後は買い戻しの動きとなり、再び148円台を回復しました。NY市場では米長期金利の動きを眺めながら上下動する神経質な相場展開となり、148.13円で取引を終えました。

-日銀金融政策決定会合 マイナス金利解除はまだ先か-
 本日は日銀による金融政策決定会合(1日目)が始まりますが、その他注目度の高い経済指標は予定されていません。
 今週は本日22日から23日にかけて日銀金融政策決定会合の開催が予定されています。日銀は「賃金・物価の好循環」実現の確度や年始早々に日本を襲った能登半島地震の経済への影響を見極めたい向きから、金融政策の現状維持を決定するのではと考えていますが、植田日銀総裁が会合後の記者会見でマイナス金利解除への道筋を示唆するような発言をした場合には突発的に円高に振れる可能性も高いため、会合の決定と合わせて植田総裁の会見には注目です。また、足元では堅調な米経済指標の結果が続いていることから米早期利下げ確率が後退していますが、今週の米経済指標の結果からその流れが続くのかどうかにも注目しておきたいです。今週の注目イベントは25日の米GDP(速報値)、26日の米PCEデフレーター。中身から米経済の強さを確認することとなれば一層利下げ観測が後退し、ドル買い圧力が強まるとみて取引に臨みたいです。

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