ドル円は148円突破 一旦の調整もあるか
-前営業日サマリー-
ドル円は147.18円でオープン。東京市場では、日経平均株価が午前中に36,200円を超える上昇。その後売りが入り午後にかけてはマイナス圏まで沈んだものの、リスクオンの円売りは変わらず、ドル円は147円台後半まで上値を伸ばしました。ロンドン市場でも引き続き円安が際立つ相場展開となり、一時高値を147.97円近辺まで更新。ただ、148円の節目を前に上値も重たくなり147円後半での高止まりとなりました。NY市場では、米小売売上高が想定を上回るものとなったことで米長期金利の上昇とともにドル円は148円台を突破しながら上昇。148.16円で取引を終えました。
-ドル円は148円突破 一旦の調整もあるか-
本日のイベントは、豪失業率、スイスジョーダンSNB総裁発言、欧ECB理事会議事要旨公表、米アトランタ連銀総裁発言、米新規失業保険申請件数、米住宅着工件数、欧ラガルドECB総裁発言、米週間原油在庫が予定されています。
米商務省が発表した12月米小売売上高は前月比0.6%と予想の0.4%を上回り、自動車を除いたベースでも前月比0.4%と予想の0.2%より強い内容となりました。この結果を受けて米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが優勢となり、ドル円は23時30分過ぎには148円台の節目を突破。年初からの上げ幅でみると7円程度となります。ただ、昨年12/29日と今年1/13日の安値でトレンドラインを引き、1/5日高値に接するラインで平行チャネルを引くと、148円台後半がラインの上限付近となります。足元、148円台まで値を伸ばし、一定の達成感があることを踏まえると調整が入りやすい局面とも言えます。また、本日は、NY時間に米要人の発言が予定されており、米経済指標の結果も控えます。ヘッドラインから動意づく展開もシナリオに入れたうえ取引に臨んでいきたいです。