ドル円146円超え、年初来高値を更新
-前営業日サマリー-
ドル円は145.62円でオープン。東京市場では、ドル円がやや売り優勢で動き、145.30円付近まで下落するも反発し、145円半ばまで値を戻しました。ロンドン市場では、序盤から方向感に欠ける動きを見せるも、道中で発表された米消費者物価指数が予想を上振れたことで円安が進行し一時146.40円台まで上値を伸ばしました。NY市場では、146円台を底堅く推移してスタート。しかしその後はドル売り優勢の流れとなりドル円は145.40円付近まで下落。ドル円は145.32円で取引を終えました。
-ドル円146円超え、年初来高値を更新-
本日のイベントは、中消費者物価指数、英GDP、米生産者物価指数、そのほか米金融機関を中心に決算の発表が控えています。本日発表の指標では、米生産者物価指数はとりわけ注目度が高く、前年比と前月比、総合・コアともに前回値を上回る予想となっています。ここで予想値を上振れる結果となった場合は、現在の円安の流れからさらに円安圧力がかかる可能性があるかもしれません。
足元のドル円は約1か月振りに146円を超え、年初来高値を更新しました。昨日NY時間でやや調整が入り146円を割り込んだものの、堅調な地合いを保ちつつあります。本日再び146円台をトライする動きとなれば、ドル買いの動きが加速する可能性を考慮しつつ動きに注視しながら取引に臨みたいです。