依然方向感を欠くドル円
-前営業日サマリー-
ドル円は147.09円でオープン。東京市場では、堅調な推移で147.30円付近まで上値を伸ばすもその後は失速しました。ロンドン市場では、軟調な推移でスタートしましたが、ドル買いの流れが優勢となり147.49円まで上値を伸ばし、本日高値を更新しました。NY市場では、米ADP雇用統計が予想下振れとなったことで一時147円台を割り込むも、早々に戻すと147.20円付近で小動き。その後方向感なく推移し147.33円で取引を終えました。
-依然方向感を欠くドル円-
本日のイベントは、豪貿易収支、中貿易収支、米新規失業保険申請件数が予定されています。
本日発表の重要指標は少ないものの、とりわけ米新規失業保険申請件数には注目しておいた方がいいかもしれません。予想が前回より悪化する見込みであるため、予想以上の悪化が確認された場合には、売り圧力への備えはある程度必要になるかと思われます。
足元のドル円は依然方向感を欠いた動きが目立っており、146.80円付近から147円半ばを行き来する行ってこいの状態となっています。材料不足の日となる上、金曜に控えた米雇用統計に備えての様子見もあり、相場が動意づくきっかけを探すのが難しい一日となりそうですが、上下のブレイクがなければ、前述した値幅で売り買いを繰り返すデイトレードには一定のうまみがあるかもしれません。