FXレポート

ビッグイベントFOMC

-前営業日サマリー-
 ドル円は、147.58円でオープン。東京市場では、連休明けの本邦勢を中心に買いが先行し147.89円まで上昇しました。ロンドン市場では、15日に付けた高値が意識されてか反落、その後の米住宅指標も結果はまちまちで相場を動意づける材料にはなりませんでした。ニューヨーク市場では、再度高値を目指すもFOMC前日ということもあり高値を上抜ける力はなく、147.90円付近で頭を押さえられ147.85円で取引を終えました。

-ビッグイベントFOMC-
 本日のイベントは、英消費者物価指数(CPI)、FOMC、パウエルFRB議長の発言が予定されています。
 高値圏でもみ合いが続くドル円に方向感を与えるか本日のFOMCに注目が集まります。今会合では政策金利の据え置きが織り込まれており、次会合以降での追加利上げや利下げ開始時期、24年末時点の政策金利などが焦点となりそうです。今回はドットチャートが公表されるため米政策金利の先行きを探るうえで特に注目されています。6月公表分では、2023年末時点5.625%(年内あと1回、25bp利上げ)、2024年末時点4.625%(2023年末から100bpの利下げ)の予想でした。9月公表分で、下方修正される場合は追加利上げの思惑後退や、利下げ期待の高まりからドル安で反応することが想定されます。一方で、修正なしの場合はあと1回の利上げが示唆されることからドル高で反応すると思われます。現状では、Fed Watch(CME Group)を見ると今後の追加利上げ無しの織り込みがやや優勢ですが、市場のコンセンサスはまだブレいているため、どちらに転んでも大きな値動きになりそうです。その他、声明や物価見通し、パウエルFRB議長の会見内容も丁寧に確認しながら取引に臨みたいです。

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