ドル円レンジの動き
-前営業日サマリー-
ドル円は147.36円でオープン。東京市場では、前日終値より10銭安いオープンとなり、その後も軟調な推移。株式市場がオープンするとそこからさらに147.03円付近まで下値を広げ、その後の上値も重たい推移が続きました。ロンドン市場では、ドル円が反発し147.40円付近まで上昇。また、道中で発表された生産者物価指数や小売売上高が予想値を上回る結果であったことから、ドル円は急騰し147.56円に瞬間タッチしましたがその後は押し戻されました。NY市場では序盤は軟調な推移が目立ちましたが、その後じりじりとに反発。ゆっくりと上値を伸ばしていき147.43円で取引を終えました。
-ドル円レンジの動き-
本日のイベントは中小売売上高、米NY連銀製造業景気指数、米ミシガン大消費者信頼感指数が予定されています。
足元のドル円は、昨日より147.00円付近から147.60円付近を行き来するレンジの動きが続いています。今週発表された米CPIや米小売売上高はそれなりに強い数値でしたが、今月の8日につけたドル円の年初来高値である147.87円にタッチすることはなく押し戻されています。このことを踏まえると本日発表の米ミシガン大消費者信頼感指数の結果や、その他ヘッドラインにより瞬間ドル円が動意づくことがあっても、レンジ内での値動きに限定されるかもしれません。ただ、仮にドル円が年初来高値147.87円の水準を上抜けた場合は、目先の大台である148円を目指し上昇する可能性も視野に入れておきたいです。もっとも来週のFOMCまでドル円にとってはやや材料難の日々が続くためファンダメンタルズへの期待は薄く、レンジを意識した取引となりそうです。