FOMCブラックアウト期間は来週から、FRB要人発言からSEPドットチャートを占う
-前営業日サマリー-
ドル円は147.62円でオープン。東京市場では、仲値にかけて147.80円まで上昇しましたが、日経平均株価などの下落を受けて円高へ、ドル円は147.45円まで下落しました。ロンドン市場では、新規失業保険申請件数が予想に反して改善してドル高へ、ドル円は147.25円から147.60円へ一時上昇しました。ニューヨーク市場では、アップル下落など米株式市場のリスクオフムードからドル円は続落、147.05円まで下落したのち147.27円で取引を終えました。
-FOMCブラックアウト期間は来週から、FRB要人発言からSEPドットチャートを占う-
本日のイベントは、ローガン・ダラス連銀総裁発言、日本実質賃金/名目賃金、日本GDP(二次速報)、独CPI(改定値)、カナダ雇用統計、バーFRB副議長発言が予定されています。
9月FOMC前にFRB要人が発言を控えるブラックアウト期間が来週から始まるため、FOMCボードメンバーの発言が直接確認できるのは本日が最後のチャンスとなります。9月FOMCでは、政策金利の据え置きを市場はほぼ織り込み済みですが、3か月に一度公表される経済見通しの中で「ドットチャート」が公表されます。ドットチャートでは、FOMCボードメンバーそれぞれの政策金利見通しが記載されており、年内追加利上げの有無・来年以降の利上げ/利下げ見通しが示されます。特に注目されるのは全体の中央値です。ボードメンバー数名が金利見通しを変えるだけで、全体の中央値も変わってくる可能性があるため、ブラックアウト期間前ぎりぎりまで要人発言からヒントを探ることが重要かもしれません。