FXレポート

欧米各国のPMI、ジャクソンホール会議控えて局所的な値動きを想定

-前営業日サマリー-
 ドル円は146.19円でオープン。東京市場では、朝方146.40円まで上昇しましたが、日米などの国債が買い戻し、特に米長期金利の低下が意識されてドル安へ、145.90円まで下落しました。ロンドン市場では、昨日買われていたユーロ・ポンドなど欧州通貨が売り戻される流れ、ユーロ円が159.30円から158.11円へ下落しました。ニューヨーク市場では、FRB要人の発言が複数伝わるも、金曜のジャクソンホール会議を控えて値動きは限定的、ドル円は145.70円から146.10円のレンジ相場となりました。

-欧米各国のPMI、ジャクソンホール会議控えて局所的な値動きを想定-
 本日のイベントは、NZ小売売上高、欧米各国PMI、南アCPI、カナダ小売売上高、米新築住宅販売件数、欧消費者信頼感、米20年債入札が予定されています。
 欧米各国のPMIは注目度が高そうです。特にドイツ製造業PMIは、前回が事前予想の41.0に対して速報値が38.8とネガティブサプライズで、欧州経済の先行き不安が高まりました。今回の事前予想を確認すると、多くの国・地域で前回よりも落ち込むだろうと見通されています。
 PMIは、景気先行きを図る先行指標として知られているため、市場の関心を集めやすい経済指標です。今週はジャクソンホール会議を控えているため、欧米各国のPMIをきっかけとした大きなトレンドが生じるシナリオは描きにくいですが、PMI発表直後は短期的にボラティリティが高まることも想定して、本日は取引に挑みたいです。

知りたい語句を入力して、検索ボタンを押してください

トレイダーズ証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。