FXレポート

取り残されるBOJ、円安継続か

-前営業日サマリー-
 ドル円は141.76円でオープン。日経平均が一時430円超下落したことで141.48円まで下落するも、米バークシャーハサウェイが本邦商社株の買い増しを示唆したことで時間外の日経平均の上昇とともに141.94円まで持ち直しました。ロンドン市場では、底堅く推移し日通し高値の142.00円を付けるもその後は小動きとなりました。NY市場では、米国が休場であることで値動きに乏しく、141.97円で取引を終えました。

-取り残されるBOJ、円安継続か-
 本日のイベントは、豪RBA議事録公表、米ブラードセントルイス連銀総裁の発言、米ウィリアムズNY連銀総裁の発言、米住宅着工件数が予定されています。
 先週のFOMCでは政策金利が据え置きとなったものの、ドットプロットが上方修正され年内に0.50%の追加利上げが示唆された他、ECBは0.25%の利上げを実施したうえで追加利上げに言及しました。一方で、日銀は金融緩和を継続し、政策の違いが再度鮮明になりました。今週も多くの政策金利発表が予定されており、英国やトルコ、スイスなどが利上げをする見通しです。各国との金利差の拡大から円売りが加速する展開が想定されますが、このまま円安が継続するようであれば、為替介入が実施される可能性を意識し始める必要があるかもしれません。昨年、1度目の為替介入はドル円が145円台の水準で実施されたことから、145円が1つの目安として意識されそうです。同水準までは約3円の余地があるため、上値を試しに行く動きが見られれば押し目を拾っていきたいです。

知りたい語句を入力して、検索ボタンを押してください

トレイダーズ証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。