金融機関の経営不安、今週からのメインテーマか
-先週サマリー-
先週のドル円は136.28円でスタート。月曜に発表された米ISM製造業指数が予想を上振れ、週前半は137.77円まで上昇しました。火曜に発表された米JOLTS求人は予想を下振れ136.40円へ下落、水曜のFOMCにかけて135円台へ、木曜は米地銀パックウエストと米地銀ウェスタンアライアンス絡みの観測報道を受けて133.50円へ下落しました。金曜は米雇用統計が新規雇用者数/失業率/平均時給がすべて市場予想上振れしたことで135.12円へ反発、激しい値動きだった先週のドル円は134.82円で取引を終えました。
-金融機関の経営不安、今週からのメインテーマか-
本日のイベントは、本邦連休明け、日銀金融政策決定会合議事要旨、独鉱工業生産、米FRB金融安定報告書が予定されています。
ドル円をはじめとする為替相場や株式市場のボラティリティが高まっています。先週末にかけて、米FOMC、雇用統計を代表とする経済指標のほか、複数の米地銀経営不安に絡む観測報道などが、大きな材料として意識されているためです。
今週の経済指標スケジュール上では、米消費者物価指数(CPI)がメインイベントとなりそうですが、一週間を通して金融機関の経営不安に絡むヘッドラインが相場のトレンドを作り出す可能性も考慮しながら、本日は取引に挑みたいです。