日銀の金融政策決定会合、植田体制始動、4つの注目ポイント
-前営業日サマリー-
ドル円は133.64円でオープン。東京市場では、日銀金融政策決定会合を明日に控え様子見ムード、ドル円は133.40円から133.80円のレンジ相場となりました。ロンドン市場では、米コアPCEが予想を上振れたことでドル買い優勢の展開、ドル円は133.28円から134.19円へ大きく上昇しました。ニューヨーク市場では、米株価指数が大幅高のリスクオンとなりましたが為替相場は一進一退の展開となりました。ドル円は133.83円まで反落したのち、小幅に上昇すると133.99円で取引を終えました。
-日銀の金融政策決定会合、植田体制始動、4つの注目ポイント-
本日のイベントは、東京都区部消費者物価指数(CPI)、日銀金融政策決定会合、植田日銀総裁記者会見、仏消費者物価指数(CPI)、独消費者物価指数(CPI)、欧州各国GDP、加GDP、米PCEデフレーター物価指数が予定されています。
日銀の金融政策決定会合は、植田日銀総裁の新体制下で初めての金融政策会合です。今回の会合で注目すべきポイントは大きく4点です。
・YCC(イールドカーブコントロール)
市場予想は、マイナス金利、長期金利操作水準/年限、すべて修正なし
・共同声明(2%物価安定目標)
市場予想は、修正なし
・物価見通し(展望レポートより)
一部報道では、物価見通しの上方修正が実施される
・金融政策の点検/検証
一部報道では、早ければ今回会合から議論開始
これらの結果に対しては、為替相場でも敏感に反応するかもしれません。植田日銀総裁の新体制下で、今後の日銀がどのような金融政策を行っていくのか、多くの面でヒントを探りながら、本日は取引に挑みたいです。