FXレポート

月末リバランス、午前1時にかけてドル安円高の可能性

-前営業日サマリー-
 ドル円は136.47円でオープン。東京市場では、先週の大幅なドル高・円安を受けて利益確定の動きがみられ136.01円まで下落しましたが一時的、のちに136.44円まで反発しました。ロンドン市場では、朝方ブレグジット協定で大きな進展があると報じられたことでポンド高が本格化、ポンド円が162.80円から163.98円へ上昇しました。ニューヨーク市場では、欧州通貨が買われる流れが継続して相対的にドルも円も売られ、ドル円は135.92円から136.30円のレンジ相場が続き、136.22円で取引を終えました。

-月末リバランス、午前1時にかけてドル安円高の可能性-
 本日のイベントは、豪州小売売上高、日銀正副総裁候補(氷見野・内田氏)所信聴取、フランス消費者物価指数(CPI)、カナダGDP、米消費者信頼感指数、グールズビー・シカゴ連銀総裁発言が予定され、2月の最終営業日となります。
 2月最終営業日である本日は、機関投資家やヘッジファンドのリバランスフローが相場の流れを作るかもしれません。機関投資家らは、例えば「ドル50%、円50%」のような資産バランスになるように運用を行っているケースが多く、「ドル上昇、円下落」のような値動きとなった月の末日に、当初の資産比率に戻るよう調整する(ポートフォリオリバランス)ために「ドル売り、円買い」を行うことがあります。2月の主要通貨の値動きは「ドル高・円安・豪ドル安」のトレンドがあったため、本日は「ドル売り・円買い・豪ドル買い」のリバランスフローが出てくるかもしれません。このフローが特に出やすい時間帯としては、ロンドンフィックス(午前1時)にかけてだと言われています。
 本日は相場のトレンドを作り出す大きなインパクトを持つ経済指標の発表は控えていないため、リバランスフローによる「ドル安・円高」の動きが出てくる可能性を考慮しながら、取引に挑みたいです。

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