FXレポート

各国高官らが集う国際シンポジウムからの動意

-前日サマリー-
 ドル円は132.02円でオープン。東京市場では、先週末の欧米株高の流れを引き継いで豪・アジア株が堅調となり、リスク選好からドル円は131.30円まで下落しました。その後はロンドン市場序盤にかけて買い戻しが続くと132.65円まで上昇。しかし勢い続かず、大きく反落すると131.50円から132円のレンジでの推移となり、131.85円で取引を終えました。

-各国高官らが集う国際シンポジウムからの動意-
 本日のイベントは、東京都消費者物価指数、スウェーデン中銀主催の国際シンポジウム(パウエルFRB議長、ベイリーBOE総裁、マックレムBOC総裁、黒田総裁ら参加)が予定されており、ゴトー日です。
 先週末は、雇用統計においては平均時給の予想下振れ、ISM非製造業景況指数においては景気後退ラインの50を割り込むネガティブサプライズとなったことで利上げの長期化懸念が後退し、ドル円は約3円の円高となっています。東京市場は昨日、祝日のため休場となりましたが、本日はゴトー日ということもあり仲値発表時にかけて大きく動意づく可能性が考えられるため注意が必要です。また政策金利や経済動向を主題としたものではありませんが、パウエルFRB議長は中央銀行の独立性に関する討論会に参加する予定です。質疑応答も予定されていることから直近の経済指標を受けて今後の利上げペースに関する言及や経済見通しに関する発言があった場合には突発的な値動きに警戒したいです。
 昨日のNY市場ではボスティック・アトランタ連銀総裁とデイリー・サンフランシスコ連銀総裁から政策金利のターミナルレートについての言及があり、両者共に5%を上回る可能性が高いと明言しました。市場ではまだ5%程度の織り込みであるため、同じような言及が確認されればドル買いの材料となるかもしれません。
 本日は東京仲値付近にかけての値動きと各国高官らが集まる国際シンポジウムにおける要人発言からの動意に注目して取引に挑みたいです。

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