年内の取引最終日
-前営業日サマリー-
ドル円は134.36円でオープン。東京市場では、水曜に約1円円安になった動きから一転して自立反落へ、日経平均株価下落・米長期金利低下など意識される形でドル円は133.47円まで下落しました。ロンドン市場では、133.60円から133.80円のレンジ相場が続きました。NY市場では、ドル売り優勢の地合い、ドル円は一時132.90円まで下値を広げた後、132.99円で取引を終えました。
-年内の取引最終日-
本日のイベントは米シカゴ購買部協会景気指数が予定されており、2022年最終営業日となります。注目度の高い経済指標が控えていないため、主要株価指数や金利動向が材料視される展開が予想される他、年末で取引参加者が通常より少ない一日となるのが想定されることから、低い流動性によって発生する突発的な値動きに注意が必要となります。
足元のドル円は、一昨日の半値戻しによる反発から一変し、売りが先行、前日の高値である134.40円から1円以上低い水準で取引を終えています。仮に本日ドル円が再び下落の流れとなった場合は、20日に付けた安値である130.51円が節目として意識されることが考えられます。この水準を割り込んだ場合、ドル円ロングのロスカットを巻き込む形で、ドル円の下落が一層加速する事も考慮できるため、低い流動性と安値には注意を払いながら年内最後の取引に臨みたいです。