FXレポート

米小売売上高で動意づくか

-前日サマリー-
 ドル円は139.88円でオープン。ゴトー日仲値にかけての実需勢のドル買いや米長期金利の上昇から140.61円まで上昇しました。欧州入りにかけて米長期金利が低下するとドルが売られ139.17円まで下落、その後米生産者物価指数が予想を下回ったことで137.68円まで急落しました。しかしすぐに反発して139円台まで回復、底堅く推移したのち139.28円で取引を終えました。

-米小売売上高で動意づくか-
 本日のイベントは、豪賃金コスト指数、英消費者物価指数、英生産者物価指数、米小売売上高、カナダ消費者物価指数、ベイリーBEO総裁の発言、米鉱工業生産、ウィリアムズ・NY連銀総裁の発言、ラガルドECB総裁の発言、バーFRB副議長発言、ウォラーFRB理事発言、G20首脳会議(2日目)、トランプ前米大統領の「重大発表」が予定されています。
 昨日は米消費者物価指数に続き、米生産者物価指数でもインフレ鈍化が示され、ドル円は137.68円まで急落しました。しかし、1時間程で指標前の139円台まで回復、市場参加者のドル買い意欲の強さが確認されました。そのため本日の米小売売上高が好調な結果となればドルの買い戻しに走るかもしれません。一方で、予想を下回る場合には12月FOMCでの0.50%利上げ確率を一層高める他、来年の利上げ見通しへの影響からドル安が進行する可能性に注意しながら取引に臨みたいです。

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