FXレポート

欧消費者物価指数、結果次第ではECBの次会合0.75%も視野か

-前営業日サマリー-
 ドル円は138.68円でオープン。東京市場では方向感のない動きとなった一方、ロンドン市場では米長期金利の低下や先週末のパウエルFRB議長講演による株安の動きが一服したことによるリスク警戒のドル買いに調整が入る形となり、一時138.05円まで下値を広げました。NY市場では消費者信頼感指数の結果が予想を上回ったことにより、一時139.06円まで日通し高値を更新、その後は軟調な推移となり138.78円で取引を終えました。

-欧消費者物価指数、結果次第ではECBの次会合0.75%も視野か-
 本日のイベントは、日鉱工業生産、中PMI、トルコGDP、欧消費者物価指数、米ADP雇用統計、加GDP、メスター・クリーブランド連銀総裁の発言が予定されています。
 ECBは先月、11年ぶりの利上げを決定し政策金利を0.5%引き上げました。また先週末にはECB主要メンバーが相次いでタカ派姿勢を示したことにより、次会合も0.5%の利上げかそれ以上の利上げ幅が見込まれています。しかし、インフレ抑制に取り組むECBですが、景気後退懸念やエネルギー危機のリスクにも直面しており、大幅な利上げは低迷するユーロ圏経済に大きな打撃を与える可能性があることは念頭に置いておきたいです。
 次会合の利上げ幅を占う上で、本日の欧消費者物価指数には注目となります。市場のコンセンサスは、前年比9.0%と前回の8.9%からやや上昇すると見込まれています。仮に予想を上回る結果となった場合、0.75%利上げの可能性が高まることにより、ユーロ買いの動きとなる可能性を考慮したいです。また、反対に予想を下回った場合は、インフレ減速期待から0.5%利上げの可能性が高まり、景気後退懸念も相まってユーロ売り圧力が強まるかもしれません。両シナリオを念頭にインフレ動向に対する市場の思惑にも注目しながら、取引に挑みたいです。

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