米株価指数大幅下落、リスクオフの展開か?
-前日サマリー-
東京市場でのドル円は129.36円でスタート、序盤から上値が重くややドル安展開となりました。瞬間129.40円台まで戻す場面もありましたが、週初に見られた仲値にかけての円売りも見られず、上値が重く10時過ぎには129.20円まで下押ししました。ロンドン市場序盤では、ドル円が129.14円と東京市場の序盤と比べ22銭程度のドル安水準でした。さらに同時間帯にダウ平均先物が280ドル超安まで下げ幅を拡大したことも重しとなり、128.82円まで日通し安値を更新しました。ニューヨーク市場では128.48円付近での推移となり、米国株相場が軟調に推移するとリスク・オフの円買いが進行、24時過ぎに一時128.41円と下値を広げる展開となりました。米10年債利回りが低下に転じたことやダウ平均株価が1,100ドル超安となったことも相場の重しとなり、ドル円は128.23円でクローズしました。
-米株価指数大幅下落、リスクオフの展開か?-
本日のイベントは、豪新規雇用者数 失業率、欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨、米新規失業保険申請件数、米中古住宅販売件数、南ア政策金利&声明発表が控えています。前営業日でダウ平均株価が大幅下落となり、米10年債利回りが2%近くの下落をしており全体的にリスクオフを象徴するようなマーケットになっています。直近では米2年債と米10年債の利回り格差が縮小していることが、市場でリセッション入りへの警告と捉えられている可能性があり動向を注視したいです。ドル円は128円ちょうどに接近するなど軟調な展開となっており、リスクオフムードの強まりをきっかけとした円買いに警戒したいです。