FXレポート

各国からの経済制裁と止まらない侵攻

-前日サマリー-

 東京市場でのドル円は114.98円でスタート。スタートから上値が重く、114.93円と昨日の安値を割り込み、ブリンケン米国務長官の発言が伝わると、ドル円は114.83円まで下げ幅を広げました。ロンドン時間では、114.61円とさらにドル安が進み、時間外のダウ先物が一時900ドル近くまで下げ幅を広げたのを眺め、ドル円は114.41円まで本日安値を更新しました。ニューヨーク時間では115.16円付近での推移でややドル買いが先行、1.84%台まで低下した米10年債利回りが1.91%台まで低下幅を縮めたことも相場を下支えし一時115.24円と日通し高値を更新しました。その後も堅調に推移し、115.53円で取引を終えました。

-各国からの経済制裁と止まらない侵攻-
本日のイベントは、朝10時ごろ米ウォラーFRB理事の発言、仏消費者物価指数【速報値】、そして米耐久財受注が予定されています。現在市場は完全にロシア関連のヘッドラインを睨む形となっています。ウクライナ国内では戒厳令が発令され、ロシア側では軍事行動を実施することを決めていただけにとどまらず、フェイクニュースを広めることに加えて、サイバーアタックやコンピューターウイルスの拡散なども含めた攻撃を計画・実行しており、それに対する経済制裁も英国では、英金融システムからロシアの銀行を完全に排除するなど、日に日に事態は悪化しています。これを受け、ロシアの通貨ルーブルは対円で市場最安値の1.24円を付け史上最安値の更新となりました。市場全体で見ても日米両方の株価指数が共に連日の大幅下落や、VIX指数の連日の上昇などリスクオフを象徴するような動きとなっています。
 一方で米ドル円は、115円割れを起こしても即座に元に戻るなど底堅い動きを見せており、背景として米国債10年利回りが1.9%台と高い推移でキープしていることが底堅さの要因であることが考えられます。目先状況は悪化の一途を辿っており、何がきっかけで大きく相場が動くか分からない状況なので、一定の警戒と引き続きロシア及びウクライナ関連のヘッドラインには一層注目したいです。

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