FXレポート

警戒感が続く中、底堅さを見せるドル円

-前日サマリー-
 東京市場のドル円は115.52円でスタート。朝方は日経平均株価が下げに転じた影響で、ドル円は軟調に推移し、一時115.30円まで下落しました。その後もさえない動きを継続していましたが、欧州市場入り後に、ロシアの一部軍隊が帰還しつつある、との報道が伝わると、全般円安が進み、ドル円は115.64円まで上昇。高値圏を維持したままニューヨーク市場に突入しました。露プーチン大統領と独シェルツ大統領の会談が行われた後に、プーチン大統領の「戦争を望まない」との発言が広まると、市場の警戒感が後退し、リスクオンの円安が加速、ドル円は一時115.87円まで上昇しました。その後は米バイデン大統領のロシアとウクライナに関する演説が予定され、様子見ムードとなりましたが、演説内容の相場への影響は限定的で、最終的にドル円は115.60円で取引を終えました。

-警戒感が続く中、底堅さを見せるドル円-
 本日のイベントは、豪ウエストバック景気先行指数/テベルRBA副総裁の発言、中消費者物価指数、英消費者物価指数/小売物価指数/生産者物価指数、南ア消費者物価指数/小売売上高、欧鉱工業生産、トルコ住宅価格指数、加消費者物価指数/卸売売上高、米小売売上高/輸入物価指数/鉱工業生産/設備稼働率/週間原油在庫/20年債入札/FOMC議事録公表が予定されています。
 昨日は、ウクライナ情勢に関する報道が火種となり、相場が動意づく局面が何度か見受けられました。露プーチン大統領からは、ウクライナとの緊張緩和に向け、前向きな発言がありましたが、市場の警戒感は完全に改善したとは言えない状況です。ロシアとウクライナの緊張状態に相場のトレンドが左右される一方で、米10年債の利回りは2%前後の水準を維持しています。直近のドル円の動きは、短期的に上下する場面はあるものの、一定の底堅さを見せており、米長期金利が高水準で推移を続けていることが、ドル円の上値を支える1つの要因と考えられそうです。
 そして、本日特に注目したいイベントはFOMC議事録公表です。FRBの利上げ観測が強まる中、1月開催のFOMCで、政策金利は据え置きとなったものの、近く政策金利の引き上げを行うのが適切な時期になる、と3月の利上げを示唆する結果となりました。本日公表予定の議事録では、利上げや、バランスシート縮小のタイミングとペースに関する言及があるかに、市場の関心が集まります。利上げ期待の織り込みは進みつつありますが、金融引き締めに関する具体的な内容が伝われば、ポジティブな材料となり、ドル円は上値を伸ばす可能性があると考えられます。引き続き、ウクライナ情勢の緊迫化によるリスク回避の動きには注意を払いながら、利上げ期待の高まりによるドル円の上昇を狙って取引を行いたいです。

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