FXレポート

注目は米ベージュブック

-前日サマリー-
 東京市場のドル円は114.30円付近から弱含みの展開になりました。時間外の米長期金利が低下したことをきっかけに持ち高調整を目的としたドル売りが活発化しユーロドルは1.1657ドルまで上昇するなか、ドル円は弱含み欧州勢参入とともに113.883円まで下落しました。その後、NY市場では米長期金利が1.56%台から1.64%まで反発したほか、NYダウが200ドル超上昇したこともリスクオンの材料となりドル円は一時114.39円まで上昇し114.387円で取引を終えました。

-注目は米ベージュブック-
 本日のイベントは、英消費者物価指数、加消費者物価指数、クオールズFRB副議長の発言(FOMC投票権あり)、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が予定されています。ドル円は週明けから114円台前半での小動きとなりましたが、米長期金利は1.64%台まで上昇しており再び米テーパリングを意識した円安進行が再開する可能性がありそうです。また、本日のNY時間には米地区連銀経済報告(ベージュブック)が予定されており、各地区の経済データがテーパリングを後押しする材料になればドル円は心理的な節目となる115円台の上値を試す展開も考えられます。一方で、足元では23日の期限が迫っている中国恒大集団の動向に注目が集まっています。恒大集団は傘下の不動産管理会社の株式51%を売却する予定でしたが、現在売却が保留されていると報道されました。このままいくと23日に債務不履行に陥るため、リスク警戒は怠らずにヘッドラインを注視したいです。

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